東京創元社からサイン本
『インディゴの夜』と『れんげ野原のまんなかで』のサイン本が届きました。
本が出てからひと月ぐらいは遅れますが、このサービスはとてもありがたいです。
サインがどのように書かれているのか、分かるように写真を撮ってみました。
サイン本の販売は、東京創元社のサイトや、メールマガジンで発表されます。興味のある方は、そちらのページをご覧ください。
『れんげ野原のまんなかで』 森谷明子 東京創元社 1,575円
『インディゴの夜』 加藤実秋 東京創元社 1,575円
『インディゴの夜』と『れんげ野原のまんなかで』のサイン本が届きました。
本が出てからひと月ぐらいは遅れますが、このサービスはとてもありがたいです。
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『れんげ野原のまんなかで』 森谷明子 東京創元社 1,575円
『インディゴの夜』 加藤実秋 東京創元社 1,575円
新刊を買いに出かけたのですが、置いてあったのは『モロッコ水晶の謎』だけ。都心の書店では、他の作品ももう入荷しているのでしょうね。
わたしの住んでいるところでは、講談社だけでなく他の出版社の新書も入荷が少ないです。映画化される作品や、年末のランキングで上位となった本が平積みになるくらいで、あとは1,2冊というところでしょうか。売り場の面積の関係でしょうね。そのようなことを考えているうちに、講談社ノベルスがいつ頃から出ていたのかが気になってしまいました。調べてみたのですが、1982年の5月が最初のようです。リストを挙げておきます。
1982年5月
『陽の翳る街』 仁木悦子
『ばいにんぶる-す』 阿佐田哲也
『特急さくら殺人事件』 西村京太郎
『東西南北殺人事件』 赤川次郎
『神州日月変 上』 栗本薫
『神州日月変 下』 栗本薫
7月
『六歌仙暗殺考』 井沢元彦
『天空の爪』 志茂田景樹
8月
『後楽園球場殺人事件』 新宮正春
『透明な牙』 生島治郎
『殺人オンライン』 長井彬
10月
『2月30日の恋人たち』 小林久三
『リア王密室に死す 旧制三高殺人事件』 梶竜雄
11月
『女教師に捧げる鉄拳』 勝目梓
『陸奥こけし殺人事件』 山村正夫
『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司
12月
『蝶たちの殺意』 小林久三
『戦時標準船荒丸』 谷恒生
1983年1月
『四国連絡特急殺人事件』 西村京太郎
『連続殺人マグニチュ-ド8』 長井彬
懐かしい名前がたくさんあります。仁木悦子も講談社ノベルスで出ていたのですね。井沢元彦や長井彬など、乱歩賞受賞作家の書き下ろしシリーズがあったように記憶しています。このころは買って読むのは文庫ばかりで、こちらまで手に取ることはなかったです。
わたしが講談社ノベルスを購入するようになったのは、いつごろだろうと調べてみたのですが、1993年の8月からでした。このとき発売されたのは『柩の花嫁』黒崎緑、『竹馬男の犯罪』井上雅彦、『ウロボロスの偽書』竹本健治、『夏と冬の奏鳴曲』麻耶雄嵩、『聖アウスラ修道院の惨劇』二階堂黎人。書店で何かのフェアをやっていたように記憶しています。つい最近のことのように思っていたのですが、10年以上も前になるのですね。
『モロッコ水晶の謎』 有栖川有栖 講談社ノベルス 903円
少し遅くなりましたがお知らせです。
吉川英治文学賞
【第39回文学賞】北原亞以子「夜の明けるまで」(講談社)
【第26回文学新人賞】恩田陸「夜のピクニック」(新潮社)▽瀬尾まいこ「幸福な食卓」(講談社)
おめでとうございます。
東京創元社の雑誌「ミステリーズ!」は、推理小説専門の雑誌です。短編と長編の連載、評論やインタビューなど、充実した内容で、毎月刊行されています。
刊行当初から定期購読をしていたのですが、今回継続手続きを行ったところ、葉書をいただきました。
拝啓 平素より小社の刊行書をご購読頂き有難うございます。 また、この度は「ミステリーズ!」定期購読の御継続を頂きましたこと、御礼申し上げます。 今回のご入金により、Vol.十号より六冊分のお届けとなります。 どうぞ今後ともご愛読を賜りますようお願い申し上げます。 敬具水色の罫線にぴったりと入った文面の印刷、虫眼鏡を持ったホームズのデザインもよいのですが、文がイラストにかからないように、ちょうどよいところで改行されているのに感心しました。出版社に直接頼んでいる定期購読は、「ミステリーズ!」だけなので、比較はできませんが、こうして気配りの感じられる葉書をいただくというのは、読者としては嬉しいものです。「ミステリーズ!」の最新号Vol.9はこちらです。
昨日の読書はグラウザー賞(ドイツ推理作家クラブ賞)の『死を招く料理店』。先がまったく読めないところは気に入りました。届いた本の1冊は乾くるみの『リピート』。こちらは昨年忙しい時期に出た本で、買い逃していたものです。もう1冊は『私の優しくない先輩』。ネットでタイトルをよく見かけたので買ってみました。
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娘二人と一緒に夕方のお買い物。明日のパンを買おうと思ったのですが、また書店に寄ってしまいました。
娘2号が探していたのは『小さいモモちゃん』のシリーズ3冊目、『モモちゃんとアカネちゃん』でした。でも、置いていないのです。というよりもシリーズが一冊もありません。ハードカバーだけでなく、青い鳥文庫の方もないのです。児童書のコーナーは郊外の書店にしては広いのに、ちょっと残念でした。こういうよい本は、いつでも置いてほしいです。
仕方なく買ったのが柊あおいの『耳をすませば』。娘1号の方はいぬいとみこの『北極のムーシカミーシカ』です。
見つけたミステリの新刊を一冊。書店には行ってみるものです。
『死を招く料理店』 ベルンハルト・ヤウマン 扶桑社ミステリー 950円
ドイツ推理作家クラブ賞(グラウザー賞)の受賞作。料理店でミステリを書く作家が、現実に殺人事件に巻き込まれるという物語。解説を見るとこの作家、世界各国の首都を舞台に、五感をテーマにしたミステリを書いているようです。それで今回の作品が「味覚」。ドイツ版の山田正紀、浅暮三文かと思ってしまいますね。
おまけに「モモちゃん」の人形がついた本を紹介します。かわいいですよ。
『ちいさいモモちゃん にんぎょうえほん』 松谷みよ子 講談社 1,575円
昨日の読売新聞の夕刊には、紙面の各所に広告が出ていました。
小さい頃、書店は夢や宝物がいっぱい詰まった魔法のお店でした。
何度か足を運ぶうちに、よく行く店の棚を覚えて、そこがお気に入りの場所になりました。一番下にはパディントン、その上の棚にはドリトル先生、怪人二十面相やルパンのシリーズもその隣に並んでいました。今日はこの棚、明日はあの棚。立ち読みはいけないと子ども心に思っていたので、何冊かを出したり入れたり、そっと手にとって選んでいました。
並んだ中から一冊を引き出すときのあのわくわくする気持ち。「ドリトル先生」は箱に入っていて、レジに持って行くと本を半分だけ引き出して、中の紙をお店の人が抜きます。紙袋に入れてセロハンテープを貼り、手渡してくれる瞬間が嬉しかったですね。「ありがとうございました!」という声で魔法が解けて、本を抱えながら店を飛び出しました。
小さな書店はわたしの近所でも減ってきています。本を買うというあの楽しい時間は、今の子どもたちにも味わってほしいと思います。
昨日は、朝から校門で本を持って歩いている女の子に会いました。読んでいたのは『いちご』。先週教室に持ってきたのですが、その子が「読んだらもう止まらなくなりました。」と言ってくれたのが嬉しかったです。
「テレパシー少女」の新刊が出ている、と教えてくれたのは別の子でした。あの本屋さんの、あの棚の下にこうして置いてあった、と一生懸命に説明してくれます。この子も本が好きになってくれたのだと、にこにこしながら聞いていました。
本を手にする喜びをたくさん伝えて、未来のよい読者を育てたい、改めてそんな思いを持ちました。
書店に行こう!キャンペーン
『いちご(1)FromIchigo』 倉橋燿子 講談社青い鳥文庫 609円
『ゴースト館の謎 テレパシー少女「蘭」事件ノート7』 あさのあつこ 講談社青い鳥文庫 651円
JOYからメールをいただきました。
JOY へようこそ!登録された内容は「新着情報」で確認できます。
http://joyjoy.com/new/toc.html登録された分類は
「本・雑誌」
http://joyjoy.com/category/book.html
です。
Hotマークをつけました!
すばらしいページを登録していただき感謝します!
というわけで、「JOYのおすすめ新着」で紹介していただきました。登録完了のメールも少しくだけた感じでおもしろいです。でも、どう見てもHotマークではないのですが……。これはRead me!のマークですね。
Read me!に登録しているのは、旧みすべすの方で、こちらのページにはリンクがありません。ですから、JOYの登録担当の方は一つ一つのサイトを確認しているということになります。これはたいへんな時間と手間のかかることですね。びっくりしました。
「本・雑誌」の中では、「ミステリ感想文」というサブ分類に入っています。すぐ下に、「ミステリ書評」の分類があるのもちょっとおもしろいです。これほど細かい分け方は初めてです。
今日の読売新聞の夕刊に読書アドバイザーの方の記事が出ていました。わたしはこの資格についてよく知らないので、ネットを検索してみました。
読書アドバイザーとは、出版文化産業振興財団(JPIC)が認定する民間資格だそうです。その目的は三つ。
・読書を通した生涯学習の新たな分野を開拓する
・読書の楽しみを研究し読書推進活動を実践する
・読書を通して自己表現する活動の場を創造する
これらをねらいとして、養成講座が開かれているそうです。資格を得るには講義と通信教育、ミーティングなどを約8か月受けます。昨年度のスケジュールを見てみると、ブックトークのように直接読者とふれあうことだけでなく、出版の仕組みや、検索の仕方など読書について幅広く扱っているようで、興味深い内容です。わたしは司書教諭の資格は持っているのですが、講座の内容はだいぶ違いますね。
時間が合えば参加してみたいとも思うのですが、受講費用が少々高めで68,000円。興味のある方は、こちらをご覧ください。
仕事で作った書類の中に、「ライトノベル」という言葉を入れたら、わかりにくいので変えるようにという指示を受けました。当たり前のように使っていたので、少し驚きましたが、考えてみればこの言葉が出てきたのはここ数年のことのように思います。本の情報にあまりふれない方にとっては、意味の分からない言葉かもしれません。
「ライトノベル」という言葉はどの程度認知されているのでしょう。試しにGoogleで調べると 212,000件のヒット。ずいぶん多く感じられますが、ネット上ではほぼリアルタイムで言葉が普及しますから、これだけで広く知られているとは言えません。辞書で引いてみると、「広辞苑第五版」にはありません。ネット辞書の「大辞林」にもありませんが、三省堂提供「デイリー 新語辞典」ですと「10代の若者を主な読者層に想定した気軽に読める小説の総称。会話の多様やアニメ-タッチの挿絵などが特徴。」と出ていました。また、自宅の電子辞書で「現代用語の基礎知識2004」を調べたところ、こちらにはありませんが、今年度版を見ると、そちらには出ています。
ライトノベル完全読本の紹介文を見ると、
いま、“ライトノベル”と称される文庫小説に勢いがあります。
(ライトノベルとは、カバーや挿画にイラストを多用し、主として文庫の形で出版されている若年層を対象とした小説)。
「マリア様がみてる」(コバルト文庫)、「イリヤの空、UFOの夏」(電撃文庫)といった作品をはじめ、「ガンダム」や「鋼の錬金術師」などのアニメ、ゲームをノベライズ化した作品も人気を得ています。
ライトノベルに関する本
「ライトノベル完全読本」 日経BP社 2004年 08月 1000円
「このライトノベルがすごい!(2005)」『このミステリーがすごい!』編集部 宝島社 2004年 12月 725円
「ライトノベル・めった斬り!」 大森望/三村美衣 太田出版 2004年 12月 1,554円
「ライトノベル完全読本(vol.2)」日経キャラクターズ!編集部 日経BP社 2005年 01月 780円
「ライトノベルデータブック 作家&シリーズ/少年系」 榎本秋 雑草社 2005年 02月 1,365円
昨日から、ミステリ系の各サイトで紹介されているMYSCONですが、これはネット上のミステリ好きの人たちが、年に一度集まる会のことです。発音は「みすこん」ですが、片仮名で書くと誤解を招くおそれがあるので、アルファベットで表記することになっています。
サイトに感想を書いたり、新しい本の紹介をしたり、掲示板でお互いに面白い本をすすめ合ったりと、普段インターネット上で交流をしている人たちが、実際に集まるとどうなるか。わたしも初めての参加の時には、行く前の不安がありました。でも、着いたら心配をしたことを忘れてしまうほどとても楽しい会でした。
パソコンの画面でしか名前を見たことのない人が、目の前にいる、それは不思議な感覚です。イメージ通りの人、想像とは全く違う人、でも話してみるとみなさんよい方ばかりで、何より嬉しいのはいる人全員がミステリ好きだということ。互いに共通の話題があるから、あっという間に知り合いになれます。
「この本のここが好き」、「あの作者ならこの作品」などと、一晩中ミステリの話ができる楽しさ。これは言葉では言い表せません。わたしは身近にミステリ好きな人がいないものですから、MYSCONでは本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。また、話ができるだけでなく、作家の方のお話や、さまざまな紹介企画、読書会や古本のオークションなど様々なイベントがあり、好きなところに参加できるのも嬉しいことです。
そして何よりMYSCONを支えるスタッフの方々がすばらしいのです。イベントの企画や司会、案内のメールや参加者がつける名札など、細かいところまで行き届いた配慮には、頭が下がります。スタッフのみなさん、ありがとうございます。どうぞお身体に気をつけてくださいね。
今年のMYSCONも、きっとすばらしい会になるでしょう。もし、興味があるのでしたら、参加されてはいかがでしょうか。
恩田陸の新刊です。わたしが買うハードカバーは文庫化されないと思われるものや、叢書だけなのですが、珍しく買ってしまいました。
その理由は、装丁が凝っていたこと。書店で開いてみたら、最初の数ページのサイズが少しずつ違っていました。もしかしたらと思って、カバーの端を少しめくると、こちらにも秘密がありました。文庫化したときには同じようにはできないでしょうね。本文の印刷が曲がっているのも不思議です。
読みながら、なぜか『白夜行』のようだと感じていました。17人が毒殺された事件と、生き残った盲目の少女。ラストまでたどり着いて、もう一度読み返していますが、よくわからないところがあります。誰が、何をしたのか。本当は何があったのか。これ、素直に読んでよいのでしょうか。
一晩中こうして本のことを考えていたら、窓から朝の光が差し込んできました。気持ちのよい朝ですね。よい本にめぐり会えました。
『ユージニア』 恩田陸 角川書店 1785円
藤原義也さんのサイト「本棚の中の骸骨」で、『ルネサンスへ飛んだ男』の紹介を見て買ってきました。主人公は時代に自分の姿を反射させ投影するという方法で時間を遡ります。
主人公が違う時代の中で自分の知識や経験をどのように使うのか、そこがタイムトラベルもののおもしろさの一つだと思うのですが、この作品の場合は画家としての技量を生かしてルネサンスの作品に自分の痕跡を残すというもののようです。これ、おもしろそうですね。
そしてもう一つ、忘れてはならないのが登場人物の心のつながりと、時の隔たり。愛情であったり、郷愁であったり、作品によって違いはありますが、超えられない壁の存在が読者の心に強く訴えるものがあると思うのです。
わたしが好きなタイムトラベルものを挙げておきます。どれもすばらしい物語です。
『ゲイルズバーグの春を愛す』 ジャック・フィニイ ハヤカワ文庫 630円
『ふりだしに戻る(上)』 ジャック・フィニイ 角川文庫 567円
『時のかなたの恋人』 ジュード・デヴロー 新潮文庫 940円
『トムは真夜中の庭で』 フィリパ・ピアス 岩波少年文庫 756円
『ジェニーの肖像』 ロバート・ネーサン 偕成社 735円
『蒲生邸事件』 宮部みゆき 文春文庫 900円
何か大事な作品を忘れているような気がしますが……。
店頭確認
『ルネサンスへ飛んだ男』 マンリー・ウェイド・ウェルマン 扶桑社ミステリー 800円
「ティモシーとサラのとりかえっこ」を読み聞かせながら、うとうとしてしまいました。子どもの横にいると、温かくて気持ちいいですね。もしかしたら、寝ながら読み聞かせることで、子どもは本の内容を楽しむだけでなく、人の身体の温かさを感じて、本を好きになっていくのではないかと、そんなことを思いついてしまいました。
『ヘンリーの悪行リスト』、読み終わりました。
笑えて泣ける、読後感のよい小説でした。これまでの悪行をどのようにして償うのか、主人公はとにかく心から謝罪するほかないのですが、相手次第で展開が違ってくるところが楽しめます。それから何より主人公をサポートするヒロインがいいですね。これはおすすめです。
『ヘンリーの悪行リスト』 ジョン・スコット・シェパード 新潮文庫 860円
「『ゲド戦記』の作者、ル=グウィン絶賛!」という帯を見て、『砂漠の王国とクローンの少年』を買ってしまいました。全米図書賞受賞の近未来SFです。
ところが、帰ってきてから置いたはずの場所に本が見あたりません。おかしいなと思って、家に着いたところから順番に思い出してみました。玄関、廊下、リビング……。ふと顔を上げるとパートナーの手に本が。先を越されてしまいました。
『砂漠の王国とクローンの少年』 ナンシー・ファーマー DHC 1995円
『Battle royale 2外伝3ーB 42 students』 杉江松恋 太田出版 1260円
『月読』 太田忠司 文藝春秋 1950円
『回転する世界の静止点』 パトリシア・ハイスミス 河出書房新社 2520円
『Battle royale 2外伝』は、2で命を落とした鹿之砦中学校の生徒たちのゲーム前の一瞬が、短篇としてアルバムのように収められています。一人一人に思いを込めて書かれた物語は、2をまず手にとってから読んでいただきたいです。
『月読』は死者の最期の言葉を聞き取るという特殊能力を持った青年と殺害された妹の敵を討とうとする刑事の物語。表紙をめくるときれいなイラストがありました。スペシャルインタビューと、著作リストつき。読んでいたら、親指シフトキーボードの話が出ていました。わたしも以前使っていたのですが、打ちやすい配列でしたね。
『回転する世界の静止点』はパトリシア・ハイスミスの初期短篇集。没後10年の記念出版だそうです。「単行本未収録作品集1」とあるということは、続きが出るということですね。
ある日ホームズの映画を見ました。なぜかネッシーが出てきました。
こんなおもしろい話があるんだ、とその子は思いました。
おばあちゃんの家に行きました。
ホームズは全部そろっていました。
ドイル傑作集というホームズとは違うお話もいっしょでした。
その子は初めて文庫本というものを読みました。
坂を上った団地の端に、小さな本屋がありました。
子どもの足でも、十歩も歩けば突き当たる、小さな本屋でした。
毎日休まず通いました。
クイーンがありました。ローマ劇場と日本庭園は角川文庫。アメリカ銃は創元推理文庫。
横溝正史がありました。犬神家は表紙が二種類ありました。
仁木悦子がありました。猫は知っていたには、江戸川乱歩賞とありました。
日本推理作家協会賞という字も見つけました。
佐野洋がありました。黒字に白の文字ばかりの中で、一本の鉛だけが白地に黒でした。
完全試合は角川でした。1ページだけ、抜けていました。
「乱丁・落丁本はお取り替えします」という意味を、その子は初めて知りました。
太陽がいっぱいを見ました。アラン・ドロンは素敵に見えました。
小さな本屋に行くと、同じ題の本がありました。
見知らぬ乗客とマネキン人形殺害事件の間にありました。
みんないっしょに買いました。
クリスティもカーも、その本屋にはたくさん並んでいました。
ハメットを読みました。チャンドラーを知りました。
ある日、駅の階段から落ちました。
ランドセルを下に、仰向けになって落ちました。
足をくじいても甲虫殺人事件は放しませんでした。
電車が出てくる本も好きになりました。
館という字のつく本が出てきました。
占星術殺人事件はお気に入りでした。
読みました。
読みました。
本がたくさん並び、その子は大人になりました。
ある人に本を貸しました。雪の断章。
二人で暮らして、二人の女の子が生まれました。
もっとたくさんの本が並び始めました。
帰りがけに古本屋に行きました。買ったのはすべて児童書。青い鳥文庫やポプラ社文庫など30冊くらいをまとめて購入。「ワンピース」の小説版もセットで置いてあったので、買ってしまいました。全部、子どもたちに読んでもらうためです。
4月から教室の後ろに少しずつ本を置いて、今では端から端まで本が並ぶようになりました。昨日の買い物で、いよいよ二列目に突入です。ときどき、「テレパシー少女蘭ノートの2巻がありません」とか、「はやみねかおるの新しいのが読みたいです」などとリクエストをしてくれる子もいます(これがなかなかないのです)。本を最初から最後まで読み通したことのなかった子も、漫画や雑誌しか読めなかった子も、みんな好きな本を選んで読むことができるようになりました。家でも本の話が出るらしく、保護者の方からは図書館に行くようになったとか、本を欲しいと初めて言われた、などと嬉しいお話をうかがうこともあります。
本を読ませようと思ったら、子どもが読んでおもしろい本を側に置くとよいですね。そして、読むという行為を繰り返し練習することも大切だと思います。「読むことができる子」ではなく、「読みたいと思える子」にしたい、わたしの願いです。
新刊が出ています。
『アニ-の冷たい朝』 黒川博行 創元推理文庫 693円
黒川博行は、今月新潮文庫でも出るようですね。新旧の作品が読めるというのはありがたいことです。
毎年この時期の号には、一年間のミステリに関するデータが掲載されます。新刊総目録、著者・作品名索引、文庫化・再刊リスト、主要受賞作、物故作家など重要な情報が一冊にまとめられているのはありがたいことですね。また、作家、評論家、翻訳家127人による「私のベスト3」も楽しく、読み逃した本を見つけてメモしてしまいました。買ってはあるけれど、積んだままになっている本を探してほっとしたり、記憶になくてどうしようかと悩んだり。楽しい時間です。
今年は『ホッグ連続殺人』が久しぶりに出たと思ったら、『幻想と怪奇』も刊行されるのですね。また、『樽』に続いて『黒い天使』、『忙しい蜜月旅行』、『剣の八』も予定されているそうです。『ダヴィンチ・コード』や『魔術師』、『奇術師』など、昨年の海外ミステリはよい作品に恵まれました。国内ミステリにくらべて、海外作品のファンは少ないのではないかといつも思っていたのですが、少しは増えたのではないでしょうか。たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです。今年も期待しています。
小学校の教科書に、推理小説に関する記述があります。「ニュースを伝える」という国語の教材で、次のように記されています。
ある事件が起きて、捜査の手がしだいにのび、たんていがなぞ解きをして、最後に犯人がつかまるというすじだてになっている。犯人がだれかという、結論が最後にくるわけだ。読者は、最後まで待ち切れず、とちゅうを飛ばして、おしまいのページをそっと見たりする。
この「結論を知りたい」という欲求に応えるのが、全体の中の大事なことを先に解ってもらう「逆三角形の構成」で、ニュースの場合がこれに当たるというわけです。確かにニュースを見ていると、結論や大事なことが先に来て、その後詳細な内容の説明になりますね。
しかし、こう書かれてしまうと、何と単純な構成なのだろうと思われてしまいそうで、困ってしまいます。ニュースと推理小説の構成の比較、ちょっと強引なような気もしますね。
些末なことですが、「とちゅうを飛ばして……」について。結末にたどり着くまでの過程の方がおもしろいと思うのですが。おしまいのページをそっと見る人、本当にいるのでしょうか。
新刊です。店頭ではまだ確認していません。
『悪夢はダブルでやってくる』 浅暮三文 小学館 1,470円
『雨恋』 松尾由美 新潮社 1,470円
『月読』Honkaku mystery masters 太田忠司 文藝春秋社 1,950円
『本棚探偵の冒険』 喜国雅彦 双葉文庫 800円
『本棚探偵の回想』 喜国雅彦 双葉社 2940円
ネット上のミステリ好きな人たちが集まるイベントに「MYSCON」があります。たくさんの方が集まって、一晩中ミステリの話をするという楽しい会です。以前、参加させていただいたときに、作者の喜国さんや、登場している石井さん、日下さん、彩古さん、よしださん、そしてお名前が出ているkashibaさんのお話を聞くことができました。
古書についての知識はなくても、それなりに読んでいるから、分かると思っていたのです。それまでは。でも、間違いでした。この方たちのお話を聞くと、知らない作家、聞いたこともない作品が次々に出てくるのです。そんなものがあったのか、というところまでも行かない。「それは何?」という世界です。関口巽状態です。わたしはひよこだと自覚した瞬間でした。もちろんあちらはニワトリなどというレベルではありません。マルタの鷹だったり、荒鷲の要塞だったり、不死鳥の騎士団だったりするわけです。この衝撃は大きかったです。そして、嬉しかったのです。本の世界は、どこまでも深く、何よりも楽しいのだなと改めて感じることができたのですから。
わたしが買う本はほとんどが新刊ですが、たまに古い本を探しに出かけることがあります。めったにない本を棚に見つけた時の喜びは、言葉で言い表せるものではありません。ところが困ったことに一度そうした経験をすると、またあるかもしれないと思ってしまうのですね。そしてある日、無意識のうちに古本屋を探している自分に気づくのです。ここまで来るともう病気です。
この『本棚探偵の冒険』、『本棚探偵の回想』には、読んだ人をそちらの世界に引き込んでしまうという恐ろしい力が秘められています。アブドゥル・アルハザードもびっくりです。本探しは冒険です。読むことだけでなく、本をまるごと楽しんでしまおうという気概に溢れたこの作品で、新しい楽しみ方を見つけてください。
かぜ気味なので、葛湯を作って温まりながら、録画しておいた「わかる国語 だいすきな20冊」を見ました。昨日の午前中に放送されていたもので、大林宣彦監督が『怪人二十面相』を取り上げるというので楽しみにしていたのです。
番組は、大竹しのぶの朗読から始まります。その後、大林監督と子どもたちの話し合いとなり、朗読や漢字(怪)の説明を挟んで二十面相や明智小五郎の心を想像して発表し合います。
びっくりしたのは、出演者の小学生たちがとても賢いことです。朗読も気持ちが込められていますし、意見の発表の仕方もよくできていました。しかし、『怪人二十面相』を読んだことのない子たちにとって、この番組がどれだけ本の魅力を伝えていたかというと、疑問が残ります。あらすじや作品の背景、作者のことについてはまったくふれられず、話し合う場面だけで番組を構成してしまうというのは、いかに内容が深かろうと、小学生の子どもたちにとっては面白味に欠けるでしょう。短い番組であっても映像と音声、表示される言葉が心に残るものはたくさんあります。そうした工夫をして、『怪人二十面相』のおもしろさを存分に伝えてほしかった、そんな気がしています。
松尾由美『ピピネラ』を読み終わりました。失踪した夫を捜す女性の物語ですが、彼女は何かのきっかけで身体が縮んでしまうという不思議な現象に悩まされています。ファンタジーではありますが、よくある魔法ものではありません。1997年の作品に、大幅加筆して文庫となったものです。おもしろかったですよ。
今朝の新聞に、文科相が総合学習の削減も視野に入れた発言をしたとの記事が出ていました。「私は国語と数学にもっと力を注ぐべきで、特に国語の力がすべてだと思っている」という考えには賛成です。
子どもたちの読む力、書く力は確実に落ちていますが、それを引き上げるだけの時間がないのが現状です。新しい指導要領になり、国語の時間はずいぶん減りました。教科書会社も対応に苦慮しているようで、現行のある教科書では、「ごんぎつね」や「大造じいさんとガン」のような名作も、選択教材となっています。こうした作品にふれずに、小学校を終えてしまうというのも悲しいことです。
思いついたので、以前みすべすに掲載した「読書好きな子どもに育てよう」をこちらの方にもアップしておきます。今から7年前、サイトを作ったときに書いたものです。
「読書好きな子どもに育てよう」
子どもを読書好きにするにはどうしたらよいかな、と悩んだ方に。
最近、「読書離れ」という言葉をよく聞きます。98年の調査では、1ヶ月に本を1冊も読まない人が50%を越えたということです。読書は心の栄養、そして知能の発達にも欠かせないもの。そこで、「読書好きの子にするために」どうしたらよいか、ということを考えてみました。
一昔前は、『坊ちゃん』や『吾輩は猫である』など子ども向けに編集された日本文学のシリーズがありましたが、最近の小学生にそれを読むことは難しいのが現状です。まして、『二年間の休暇』や『レ・ミゼラブル』などの海外文学など見向きもされません。読書をする習慣自体が失われつつあるのです。というのも、読書に対する意識が低下し、興味・関心が他のものに移っているためです。
読書好きにする方法
1 読み聞かせをする。
小さくて字が読めなかった頃、お父さんやお母さんにお話を聞かせてもらった記憶はありますか?物語を聞いて、場面を想像したり、次はどうなるのかとどきどきしたり。知っている物語でも、何度も聞いて結末に安心したりしませんでした?読み聞かせというのはいつの時代でも大切なことなのです。毎晩お父さんやお母さんから聞く話で、子どもは頭と心を成長させていくのです。
2 お父さん、お母さんが読書をする姿を子どもに見せる。
子どもは親の姿を見ています。お父さん、お母さんが本を楽しそうに読んでいると、子どももまねをしてみたくなるものです。文化的な側面を持った生活は、情操を育て、向上心を育てます。「知識を得ようとする行為」を見ることが、人間の生活の豊かさ、美しさを伝え、心を育てるのです。
3 子どもを図書館や本屋に連れていく。
学校に行って自分で探しなさい、と言うのはだめです。よい本を教えない、本の探し方を知らせない、このような状態では、子どもは自分で探そうという気も起きません。お父さんや、お母さんが時間を作って、図書館や本屋に行くことが大事です。こんなにたくさん本があるんだよ、楽しい話はいっぱいあるよ、きみの知っていることなんて、世の中のほんのこれっぽっちなんだよ、と体験させることが大切なのです。自分の知識や常識、世界の狭さを知り、より広い世界を見いだそうとする心を育てるのです。大量の本を見、自由にさわることで新しい世界が目の前に開ける喜びを味わう、それをお父さん、お母さんがしてあげることで、子どもは親の偉大さ、文化のすばらしさ、知識欲というものを知ることになるのです。ただかわいがったり愛情を持って接するだけでは足りません。文化を伝えること、より優れたものや事柄に触れさせ、よりよい生き方を教えていくこと、これは子育ての中でとても大切なことです。
4 おもしろい本を教える。
(そのためには、情報を入手し、自分で必ず目を通すこと)
自分が子どもの頃に読んだ本を紹介することで、子どもはお父さん、お母さんの子どもの頃のことを想像し、一体感や共感を覚えるます。同時に、一つの物語を通して親子の会話を成立させ、新しい作品へと継続する興味をもたせます。これは、親の知識を伝えてもらう喜びを味わい、信頼感や文化への愛着を育てることにもなります。めんどうでも、お父さん、お母さんは楽しい本を探しましょう。そして、必ず読んで、読んだ後で子どもと語り合えるようにしておきましょう。自分の子どもに合う本は、親がいちばんよく分かるのです(そうでなければおかしいですよね)。あなたは自分の子どもがどんな本を読んでいるか、知っていますか?
読書の効能
1 知識の広がり
本が読める、というのと、自分から読書をする、というのとはまったく違います。読んでいる子と読んでいない子では、差が生まれます。単に知識の広がりだけでなく、知識欲に差が出るのです。テレビや、ラジオなどと違い、文字を読むという行為は能動的でなことですから、習慣として身につけることが、さらに子どもを伸ばしていくのです。
2 文章に対する理解力の発達
文章理解というのは、あらゆる場面で行われますが、この理解力が育つことは、学校においては各教科に表れ、社会人になれば、日々の仕事の成果や達成時間にも影響します。情報のインプットの差は、目に見えなくても大きな違いになっていくのです。
3 表現力の向上
人と人との関わりの中で、自己を表現するのは大変重要なこと。言葉、言い回しを知っているということはとても大切なことなのです。そして、表現のTPOをわきまえるためには、読書は実に効果的です。
4 心の成長
読書というのは、自分の体験していないことを体験できる、すばらしいことだと思います。主人公とともに、喜怒哀楽を感じることで、よりよい性格、行動、そして生き方を知ることができます。感情が豊かになり、そのコントロールの方法を知り、人生のさまざまな場面で気づかないうちに応用することができます。わたしは、これがいちばん大切な効能ではないかと思っています。
では、具体的にどのような本を紹介したらよいか、ということですが、Mystery Best ???らしくミステリ系のものから選択しましょう。といっても、子ども向けの本は、ミステリの要素が入っているものが多いのです。読んで楽しい、興味が持てる、ハラハラする、そういうことを考えれば当然ですね。
『ふるやのもり』
泥棒と狼が狙う家。中では、世の中でいちばん恐ろしいものは何か、おじいさんとおばあさんが話をしている。子どもにとって、驚愕のラストが待ち受ける名作。これはミステリの基本。
『とんことり』
見知らぬ町に引っ越してきた女の子。引っ越しのその日に、郵便受けに花が入っていた。その次の日にもまた、別なプレゼントが…。郵便受けに入れてくれるのは誰なのか、何のために入れているのか、ラストがさわやかなすばらしい絵本。
『大どろぼう ホッツェンプロッツ』プロイスラー
間の抜けた大どろぼうが大活躍する物語。笑える場面が多く、本を読む楽しさを堪能できる作品。ドイツの優良図書に選ばれたこともある名作。続編あり。
『グリックの冒険』斉藤惇夫
町のリスが、野生のリスの住む北の森を目指して旅立つという話。盛り上がる場面を各所に配し、友情、信頼など人間の美しい心をさりげなく伝える感動のアドベンチャー。『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』と三部作になっており、どれも質が高い。
『誰も知らない小さな国』佐藤さとる
小さな小さな人、コロボックルを探す話。主人公とコロボックルが、どのようにして出会うのか、その部分だけでも実におもしろく、どきどきしながら読める名作。
『ライオンと魔女』ルイス
「ナルニア国ものがたり」として有名なシリーズの第1作。衣装箪笥を開けてみると、その向こうには不思議な世界が広がっていた、という子どもの夢をそのままに広げるファンタジー。『カスピアン王子のつのぶえ』『朝びらき丸 東の海へ』等に続いていく。
『怪人二十面相』江戸川乱歩
言わずとしれた乱歩の少年探偵団シリーズ。次々に不思議な事件を起こす二十面相を相手に、小林少年と明智小五郎が大活躍を繰り広げる。ミステリの世界への第一歩としてはよい作品。謎、事件、対策、どんでん返し、推理、解決とミステリの醍醐味が子どもにも味わえ、推理の面白さと盛り上がりを肌で感じることができる。
『赤毛連盟』ドイル
名探偵シャーロック・ホームズが活躍する物語。赤毛の男だけを、好条件で雇う謎の会社。そして起こる不可解な事件。論理の展開が子どもにとって驚きとなる作品。ホームズの名推理はこの他多くの作品でも読むことができる。
『813』ルブラン
名探偵ホームズと人気を二分する怪盗ルパンの物語。変幻自在、堅牢な牢獄も頭脳で脱獄するとんでもない大泥棒。しかし、紳士的なところに読者は惹かれてしまう。『奇岩城』とこの『813』がおすすめ。
『ドリトル先生航海記』ロフティング
動物と話をすることができる医者、ドリトル先生を主人公にした名作。レックス・ハリソン主演でミュージカル映画化されたこともある。主題歌はアカデミー賞受賞。映画と併せて読書の世界を味わい、生き物に対する愛情と、冒険の楽しさを知ることができる。
『ミス・ビアンカシリーズ』
ねずみのミス・ビアンカが困った人たちからの伝言を受け取り、助け出す物語。冒険、活劇、スリル満点のシリーズもの。ディズニー映画にもなっているが、原作ははるかにおもしろい。
『消える総生島』はやみねかおる
三つ子の姉妹と、とんでもない迷探偵が活躍するシリーズ。講談社青い鳥文庫から出ています。ミステリファンが読んでニヤリとするような部分がたくさん詰まった作品。作者のはやみねかおるは、小学校の先生。
『旅の絵本』
旅の場面をかいた絵本。でも、景色の中をよく見てみると、どこかで読んだような話の場面があちらこちらに隠されている。いくつ見つけられるか、それがまた楽しみな絵本。
そのほか、『名探偵カッレくん』『少女探偵ナンシー』『ゴジラ、東京にあらわる』『アイドルは名探偵』など、楽しい本はたくさんあります。
読売新聞の今日(11日)の夕刊に、久山秀子の記事が出ていました。戦前の探偵作家で、昨年論創社から短編集が刊行されたばかりです。記事は「覆面作家は素顔も謎多く」という題で、久山を知る人から聞いた人となりについて書かれています。論創社のミステリシリーズは、順に購入しています。古い作品、作家がこうして新聞に取り上げられるというのは嬉しいことですね。記事はこちらです。
本のデータはこちら
『久山秀子探偵小説選1』 久山秀子 論創社
『久山秀子探偵小説選2』 久山秀子 論創社
帰りに書店に寄ったのですが、ドールハウスのキットが山積みになっていました。「週刊和風ドールズ・ハウス」の第1号が今日発売されたのです。実在の旅館を元に設計されたようで、完成すると3階建てになるとか。パーツを見てみましたが、以前刊行されていた「マイ・ドールズ・ハウス」よりも作りやすくできているようです。
ドールハウスの雑誌(キット)は、昨年デル・プラドが刊行していたシリーズが倒産のために途中で終わってしまいました。再開を検討しているようですが、分冊百科は、最後まで揃えてこそ意味あるもの。続きが刊行されるといいですね。
昨年作ったカバーを紹介するのを忘れていました。
ポケミスは、新書版よりもやや背が高いため、市販のカバーでぴったりのサイズを見つけるのは難しいと思います。高さが合っても、横幅が長すぎたりして、どうもうまくありません。ネットで調べたところ、近いサイズのものがあったので、幅を調整していただきました。工賃はかかりましたが、よいものを作っていただきました。
写真は、エド・マクベインの『歌姫』にセットしたところ。写真を撮る都合上、『夢の破片』をペーパーウェイトの代わりにしています。右側の黒い部分は、しおりになる部分で、表紙を差し込むところに縫いつけてあります。
また、左側は本の厚さに合わせて調整できるようになっています。レジナルド・ヒルでも大丈夫です。
お願いしたのは、スリップオンというお店です。
『シュプルのおはなし3』を終えて、『カラっぽの僕に、君はうたう。』を読んでいます。こちらは、第4回富士見ヤングミステリー大賞の佳作受賞作。大賞の『バクト!』も積んであります。
「UNCHARTED SPACE」(フクさん)を見て、『参議怪死ス』を読みたくなりました。近所の書店では見つからず、本屋のはしごをしてやっと一冊発見しました。楽しみにしています。
「新刊同一作品二冊買い」ですが、たまにあります。でも、わたしが買うのはほとんどが文庫ですから、さほどショックは受けません。もしハードカバーだったら……立ち直れないかもしれませんね。もっと他の本が買えたのに、と思ってしまいますから。そういえば、普段からお金を使うときに「文庫○冊分くらいかな」と本を基準にしていることがあります。
ところで、桜庭一樹の『GOSICK』はおもしろいのでしょうか。「密室」という文字を見かけてしまいました。
浅葱さんの「浅葱色の想い」でこうさぎを知り、設置してみたくなりました。
参考にしたのは「ココログに”こうさぎ”を設置しよう!」というページです。
こうさぎは、いくつか名前を付けて試してみたのですが、「わとそん」としました。背景もロンドンの景色のようなものを置いて、ミステリ系らしくしたのですが、どうでしょうか。
このブログ内の言葉を話すらしく、「ISBN……」とか、「出版ー!」とか、「推理」などとおしゃべりします。クリックして遊んでやってください。たまに、「怪物」と失礼なことを言うことがあります。ウェストレイクの『聖なる怪物』の感想を入れたために、こんなことになってしまいました。もし出てきたら、ごめんなさい。
ウェストレイクの『聖なる怪物』、読み終わりました。見事な壊れぶりで、気分が悪くなるほど楽しめました。おすすめです。その後『シュプルのおはなし2』に取りかかり、心の平和を取り戻したところです。本当に気持ちのよい本ですね。こちらは昨年夏に買っておいたのですが、しばらく積んでありました。今月3巻が出るので、その前に読んでおきたかったのです。それにしても、順序が逆でなくてよかったです。
今朝の新聞に通販生活の折り込み広告が入っていました。何気なく眺めていたら、奇妙な棚の写真が載っています。柱に板が10枚ほど固定されていて、そこには本が5,6冊ずつ寝かせて置けるようになっています。棚というと両サイドにも板があるのでしょう。でも、これは本当にただの板。左右はありません。つまり、平積みにした本が背の高さくらいまで届いてしまうのです。(写真を探したのですが、見つけられませんでした)
積ん読用だそうですが、部屋に置いておくといいかもしれません。場所もとらないし、並行して何冊も読むにはぴったりです。その日に買った本をちょっと置いておくのにもいいですね。しかも読者が選んだベスト100の第47位。本棚などそうそう売れるものではないでしょうから、この順位は相当なものでしょう。きっとよいものに違いありません。
2,3個買って部屋に並べてみたら便利かな、と思って通販生活のサイトを探していたら、『ダレン・シャン12』を読んでいるパートナーに断られました。これ以上本を高く積んだら困るのだそうです。どの山も腰より低いのですけれど。
訂正です。コメントをいただいて、調べてみたら写真がちゃんとありました(Izumiさん、ありがとうございました)。
通販生活のホームページ、冬号の紹介記事の中です。新しい号が出たら、このリンクは使えないかもしれません。
家族で買い物のついでに今日も書店に寄りました。
パートナーが、これはどうかと聞いてきたのが、『シャナラの剣』。しばらく前から並んでいたのは見かけていたのですが、『バーティミアス』の2巻を買ったばかりなので魔法ものは封印していました。
作者のテリー・ブルックスという名前はどこかで見たように思ったのですが、思い出せません。最近自分の記憶に自信がなくなってきています。ミステリ系だったかなと思って解説を見てみたら、違いました。でも、「ランドオーヴァー」の人だったのですね。というわけで、封印解除。買ってしまいました。「スリルと冒険と感動!『指輪物語』にならぶファンタジー巨編」だそうです。楽しみです。
上の娘は『霧のむこうの不思議な町』(青い鳥文庫の新装版 挿絵がタケカワこうから杉田比呂美に変わっています)を読んだばかりなので、『地下室からのふしぎな旅』を買いました。もしかしたら、来月あたりにこちらも新装版になったりして……。と思って楽天を見てみたら、しっかり「品切れ」になっています。新装版を出すのなら、できればまとめて出していただけると助かります……。