「わかる国語 『怪人二十面相』」
かぜ気味なので、葛湯を作って温まりながら、録画しておいた「わかる国語 だいすきな20冊」を見ました。昨日の午前中に放送されていたもので、大林宣彦監督が『怪人二十面相』を取り上げるというので楽しみにしていたのです。
番組は、大竹しのぶの朗読から始まります。その後、大林監督と子どもたちの話し合いとなり、朗読や漢字(怪)の説明を挟んで二十面相や明智小五郎の心を想像して発表し合います。
びっくりしたのは、出演者の小学生たちがとても賢いことです。朗読も気持ちが込められていますし、意見の発表の仕方もよくできていました。しかし、『怪人二十面相』を読んだことのない子たちにとって、この番組がどれだけ本の魅力を伝えていたかというと、疑問が残ります。あらすじや作品の背景、作者のことについてはまったくふれられず、話し合う場面だけで番組を構成してしまうというのは、いかに内容が深かろうと、小学生の子どもたちにとっては面白味に欠けるでしょう。短い番組であっても映像と音声、表示される言葉が心に残るものはたくさんあります。そうした工夫をして、『怪人二十面相』のおもしろさを存分に伝えてほしかった、そんな気がしています。

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