ライトノベルという言葉
仕事で作った書類の中に、「ライトノベル」という言葉を入れたら、わかりにくいので変えるようにという指示を受けました。当たり前のように使っていたので、少し驚きましたが、考えてみればこの言葉が出てきたのはここ数年のことのように思います。本の情報にあまりふれない方にとっては、意味の分からない言葉かもしれません。
「ライトノベル」という言葉はどの程度認知されているのでしょう。試しにGoogleで調べると 212,000件のヒット。ずいぶん多く感じられますが、ネット上ではほぼリアルタイムで言葉が普及しますから、これだけで広く知られているとは言えません。辞書で引いてみると、「広辞苑第五版」にはありません。ネット辞書の「大辞林」にもありませんが、三省堂提供「デイリー 新語辞典」ですと「10代の若者を主な読者層に想定した気軽に読める小説の総称。会話の多様やアニメ-タッチの挿絵などが特徴。」と出ていました。また、自宅の電子辞書で「現代用語の基礎知識2004」を調べたところ、こちらにはありませんが、今年度版を見ると、そちらには出ています。
ライトノベル完全読本の紹介文を見ると、
いま、“ライトノベル”と称される文庫小説に勢いがあります。
(ライトノベルとは、カバーや挿画にイラストを多用し、主として文庫の形で出版されている若年層を対象とした小説)。
「マリア様がみてる」(コバルト文庫)、「イリヤの空、UFOの夏」(電撃文庫)といった作品をはじめ、「ガンダム」や「鋼の錬金術師」などのアニメ、ゲームをノベライズ化した作品も人気を得ています。
とあります。ここでもライトノベルという言葉に対して説明を入れていますから、やはり、まだ新しい言葉なのですね。本が好きか、ある年齢層の範囲の方にしか通じないのかもしれません。しかし、最近の出版の状況から考えると、ジャンルとしては確立しているように感じます。分類する上で名前は必要ですね。早く言葉が認知されるとよいのですが。
ライトノベルに関する本
「ライトノベル完全読本」 日経BP社 2004年 08月 1000円
「このライトノベルがすごい!(2005)」『このミステリーがすごい!』編集部 宝島社 2004年 12月 725円
「ライトノベル・めった斬り!」 大森望/三村美衣 太田出版 2004年 12月 1,554円
「ライトノベル完全読本(vol.2)」日経キャラクターズ!編集部 日経BP社 2005年 01月 780円
「ライトノベルデータブック 作家&シリーズ/少年系」 榎本秋 雑草社 2005年 02月 1,365円
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