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2005.01.07

新刊ミステリ 店頭確認

 こんな本が並んでいました。

『聖なる怪物』 ドナルド・E・ウェストレイク 文春文庫 750円
『逃げる悪女』 ジェフ・アボット ハヤカワ・ミステリ文庫 987円
『ミス・メルヴィルの後悔』 イーヴリン・E・スミス ハヤカワ・ミステリ文庫 903円
『1001秒の恐怖映画』 井上雅彦 創元推理文庫 882円
『五人姉妹』 菅浩江 ハヤカワ文庫JA 735円
『黒白の旅路』 夏樹静子 徳間文庫 680円

 『聖なる怪物』は『斧』、『鉤』に続いて紹介されるダーク・サスペンス。1989年の作品のようですが、帯の惹句がまたよいのです。「ミステリ界最大の巨匠による80年代の伝説の名品、ついに翻訳成る!」こう書かれると買わないわけにはいきませんね。ウェストレイクはドートマンダーという泥棒が活躍するシリーズがここ数年人気。わたしは、シリーズものではありませんが、『踊る黄金像』が気に入っています。

 ジェフ・アボットは『図書館の死体』に始まるシリーズで人気の出た作家です。しかし、早川書房のミステリアス・プレス文庫が刊行終了となっているのが残念です。今回刊行された『逃げる悪女』は、アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀ペーパーバック部門にノミネートされた作品だそうです。
 『ミス・メルヴィルの後悔』はおもしろいですよ。お嬢様育ちの殺し屋、というのがこちらは以前ミステリアス・プレス文庫で出ていました。少し前くらいかと思ったら、1989年の出版でした。あっという間ですね。 『帰ってきたミス・メルヴィル』、『ミス・メルヴィルの復讐』、『ミス・メルヴィルの決闘』と続けて出ることを願っています。

 『1001秒の恐怖映画』はホラーのショートショート。1997年にぶんか社から刊行されたものに加筆したものだそうです。「解題」は圧巻ですね。巻末に索引がついていることにももびっくりしました。『五人姉妹』は菅浩江の短編集。こちらはSFですが、「推理作家協会賞受賞『永遠の森』に続く……」という帯を見て買ってしまいました。
 この他、徳間文庫からよい作品が出ています。夏樹静子の『黒白の旅路』。これはいいですよ。1975年の古い作品ですが、一読の価値はあると思います。

 『無頼の掟』ブレイク(文春文庫)と『飛奴』泡坂妻夫(徳間文庫)は近所の書店にありませんでした。郊外の小さな書店では、新刊文庫を買うのも難しいときがありますね。

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