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2004.07.21

雪崩連太郎全集

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 都筑道夫恐怖短篇集成の第3巻です。フリーのライター雪崩連太郎が旅先で出会う怪奇現象を解き明かすというもの。謎は説明されるのですが、伝承の中に埋められた人々の思いが、時を経て登場人物の心を蝕んでいく様は薄気味悪く、怪異現象としての疑問は残ります。時代は変わっても、人の心の暗闇は消えることがない、そんな気持ちにさせられる短編集です。ミステリとしても、ホラーとしても楽しめる作品ですね。

 集英社文庫から出ていた『雪崩連太郎幻視行』、『雪崩連太郎怨霊行』に2編を加えたものです。流通している間に入手されることをおすすめします。

雪崩連太郎全集
ちくま文庫

著者: 都筑道夫

出版社:筑摩書房
ISBN:4480039686
サイズ:文庫 / 601p
発行年月: 2004年 07月
本体価格:1,400円 (税込:1,470円) 

 このミステリが買い時を更新しました。
 仕事は一段落です。ゆっくり本を読む時間が取れそうです。

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2004.07.17

シルバニアファミリー 20周年記念ミュージカル

 ミステリとは関係のない話です。

 シルバニアファミリーの20周年記念ミュージカルに行ってきました。
 お客さんはほとんどが女の子とお母さん。ところどころにお父さんの姿が見られました。

 娘2人はそれぞれバッグと人形を買い、しっかり抱きかかえながら見ていました。劇は、20周年のお祭りを準備する着ぐるみのみなさんの登場シーンから始まります。子どもたちに歌を教えていたうさぎのお母さんが、突然声が出なくなり、子どもたちが魔法の泉に薬となる水をくみに行く、という話。

 入場するときに券と引き替えにペンダントをもらえるのですが、これはドールハウスの照明にもなるそうです。商売が上手ですね。その他ミュージカル限定の人形も売られていて、場内放送で何度も宣伝されていました。コーナーが小さいので、買い物は大変でした。品数は十分あったようですが。

 限定といえば、家にはもっと貴重なものがあります。シルバニアファミリーのひな人形セット。これはなんと世界に5つしかない……らしいです。本当でしょうか。

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2004.07.05

マリア探偵社

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 教室で帰りの会をした後、一人の男の子が側に来ました。
「先生、とってもおもしろいシリーズを見つけました」
「それは何?」と聞くと、
「『マリア探偵社』です!『消えたCMタレント』と『呪いのEメール』と『奇怪なマンション』と……あと一つ、読みました!おもしろいですよねえ。あと一つは、何だったかな……」
考えている男の子の横から、もう一人の子が
「それは『死界からのメッセージ』だよ」とぽつりとつぶやきました。

 聞いていたわたしはびっくり。二人とも、ほとんど本を読んだことのない子でした。最初は簡単な本も手に取ろうとせず、図書室に行ってもぶらぶらと歩いているだけ。手を替え品を替え、工夫をしてきたかいがありました。3か月で、これだけの会話ができるようになれば十分です。あとは、興味が続くように、そして広がっていくようによい本を紹介し、手に取る機会を作ります。

「好きなシリーズを見つけられてよかったね」と言うと、本当に嬉しそうな顔をして帰って行きました。ちょっとしたことですが、こんな楽しいひとときが過ごせるのも、本のおかげです。

マリア探偵社迷宮アイランド
フォア文庫

著者: 川北亮司 /大井知美

出版社:理論社
ISBN:465207459X
サイズ:新書 / 153p
発行年月: 2004年 03月
本体価格:560円 (税込:588円

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2004.07.01

ポケミス用ブックカバー

 早川書房に、ポケットミステリ(ポケミス)というシリーズがあります。世界のミステリの名作が月に1,2冊ずつ、このシリーズに収められています。一冊ずつ通し番号がついているのですが、1700番を超えていますから、たいへんなものです。
 この本のサイズは縦が18.4cm、横が10.6cmで、ポケット・ブック版というサイズだそうですが、よく見かける新書、ノベルスと比べると縦が長いのです。そのため市販の新書用ブックカバーが使えません。書店でつけてもらう紙のカバーでもよいのですが、ネットを利用するときにはカバーまでつきません。そこで、以前ブックカバーを購入したお店に相談して、作ってもらうことにしました。昨日、注文をしたのですが、2週間くらいでできるそうです。うまくできたら、ご紹介したいと思います。

 ハリー・ポッターの第6作のタイトルが決まったそうですね。「ハリー・ポッター・アンド・ザ・ハーフ・ブラッド・プリンス(ハリー・ポッターと混血の王子)」。「賢者の石」が初めて店頭に並んだ日、わたしがよく行く書店には2冊しか入荷していませんでした。買おうかどうしようか迷って、手に取ったり置いたりを繰り返してレジに持って行ったのを覚えています。これほど人気が出るとは思いませんでしたが、出た日に手に入れていたというのは少し嬉しいものです。新作も楽しみですね。

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